
【初心者向け】展示会施工の流れをわかりやすく解説
初めて展示会に出展する企業にとって、「展示会施工」と聞くと、何から始めていいかわからないという声も多くあります。
本記事では、展示会出展における施工の流れを、初心者の方にもわかりやすく7つのステップでご紹介します。
展示会施工とは?
展示会施工とは、ブースの企画設計から、什器・装飾品の準備、会場での設営、そして撤去までの一連の流れを指します。
単に「設営するだけ」ではなく、空間をデザインし、ブランドや製品の魅力を来場者に最大限に伝えるための重要なプロセスです。
ステップ1:出展目的・ターゲットの明確化
施工前にまず行うべきは、出展の目的を明確にすることです。
- 新規顧客の名刺獲得
- 既存顧客との接点づくり
- 新商品の発表・PR
目的によって、必要なレイアウト・什器の種類・接客スタイルが大きく変わるため、早い段階で社内共有しておくことが大切です。
ステップ2:ブースサイズと会場条件の確認
次に確認すべきは、出展する展示会の会場から提供される情報です。
- ブースのサイズ(間口×奥行き×高さ)
- 隣接ブースの有無(角ブース/壁あり)
- 電源容量やコンセント位置
- 搬入経路・制限時間・作業ルール
これらの情報を、後述する施工業者や什器レンタル会社にも共有しておきましょう。
展示会やイベントのブース施工と什器レンタルを一体化させたワンストップサービス
ステップ3:施工会社・什器レンタル業者の選定
ブースの構成を形にしてくれる施工パートナーの選定は、展示会成功のカギを握ります。
チェックポイント
- 過去の実績が豊富(展示会ごとのノウハウがある)
- デザインから施工、什器レンタルまでワンストップで対応
- 短納期や急な変更に柔軟に対応可能
一部の施工業者では、展示台やカタログスタンドなどの什器を自社で保有しており、什器レンタルと設営を一括管理できるため、時間とコストの削減にもつながります。
ステップ4:デザイン・レイアウトの提案と修正
施工会社と打ち合わせを行い、3Dパースや平面図をもとにブースの形を固めていきます。
ポイント:
- 来場者導線を意識した什器配置
- 目を引くキャッチコピーやパネルの配置
- ロゴ・ビジュアル・照明の配置計画
デザインが確定したら、必要な什器をリストアップし、レンタル・製作などを手配します。
ステップ5:什器・装飾・印刷物などの準備
デザインに基づき、次のような準備作業を進めていきます:
- パネル・看板・サインの印刷
- パンフレットや名刺の制作
- 什器レンタルの発注(テーブル、棚、照明など)
- 映像・音響機器の手配
多くのレンタル業者では、商品リストやカタログが用意されており、用途に応じて選定が可能です。
展示会やイベントのブース施工と什器レンタルを一体化させたワンストップサービス
ステップ6:現場での設営・施工
会期の前日や当日に会場入りし、実際にブースを組み立てます。通常は施工業者が現場入りし、什器の搬入・設営・電源工事などを行います。
設営時に注意すべきポイント
- 搬入・搬出時間が厳密に決められている
- 会場によっては作業員の腕章・許可証が必要
- 現場での追加対応ができるように予備部材を準備
ステップ7:展示会開催~撤去まで
展示会開催中は、来場者対応に集中できるよう、施工・什器周りに問題がないようチェックしておきます。
会期終了後は、速やかに撤去作業を行い、会場を原状回復します。レンタル什器は、業者が回収してくれるため、撤去もスムーズです。
まとめ:流れを把握すれば展示会施工はスムーズに進む
展示会施工は「やることが多い」と感じがちですが、流れをステップで分けて計画的に進めることで、初出展でもスムーズな進行が可能です。
特に、什器レンタルと施工をセットで依頼できる業者を選ぶことで、スケジュール管理やコスト面の不安も大きく軽減されます。
この記事の内容を参考に、社内での出展準備スケジュールや外部業者との連携を整理し、成果につながる展示会出展を目指してください。