
【格安でも高品質】展示会ブース施工を安く依頼する方法
展示会出展には、出展料・印刷物・人件費など多くの費用がかかりますが、中でも意外にコストが大きいのが「ブースの施工費用」です。
しかし、だからといって施工費を削ると、ブースの見栄えが悪くなり集客効果が下がるリスクも。そこで本記事では、「施工品質は落とさず、コストを抑える」という実現可能な方法をご紹介します。
什器レンタルや施工会社の選定、レイアウト設計の工夫でコストを抑えたい企業様は、ぜひ参考にしてください。
展示会施工で費用がかかる理由とは?
まず、展示会施工の費用が高くなりがちな主な要因を理解しておきましょう。
- 人件費:短期集中作業のため、職人・作業員の拘束コストが高い
- 材料費:木工、パネル、グラフィック制作などの資材コスト
- 什器購入:棚やテーブルを新たに調達する場合
- 現場管理費:現場監督・運搬・諸経費などの間接費用
これらを削減するには、必要な部分には投資しつつ、無駄を減らす工夫が重要です。
1. 什器は「購入」より「レンタル」でコストダウン
特に費用圧縮に効果的なのが、什器レンタルの活用です。展示会でよく使用される什器(展示台、棚、カウンター、パンフスタンドなど)は、購入よりもレンタルの方が断然効率的です。
什器レンタルのメリット
- 初期費用を大幅に抑えられる
- 保管・運搬・処分の手間が不要
- プロ仕様の什器を必要な数だけ選べる
また、レンタル会社によっては「配送・設置・撤去込み」のプランもあり、施工費の一部を含めたパッケージ提案が可能な場合もあります。
2. ブース設計は「再利用可能」な構成に
毎回ゼロからブースを設計するよりも、「再利用できる仕様」にしておくことで、次回以降の費用を大幅に抑えることができます。
再利用しやすい施工のポイント
- 壁面パネルは汎用サイズにして再利用可能に
- ロゴサインや社名パネルは持ち回り設計に
- 什器レンタル品の仕様を統一しておく
長期的な視点で「自社の展示会資産」を設計することで、初回の施工費用はやや高くなっても、次回以降は大幅なコスト削減が見込めます。
3. ワンストップ対応の施工会社に依頼する
デザイン会社、什器レンタル業者、施工会社をバラバラに手配すると、それぞれに管理費用や手数料が発生し、コストがかさみます。
そこでおすすめなのが、デザイン・施工・什器レンタルを一括で請け負ってくれる施工会社に依頼する方法です。
ワンストップ施工のメリット
- スケジュール調整が一元化され工期短縮につながる
- 各業者間の手数料がかからないためコストが下がる
- 什器や設計の整合性が高く、施工ミスが少ない
特に中小企業や初出展の企業にとっては、時間とコストの両面で大きなメリットがあります。
展示会やイベントのブース施工と什器レンタルを一体化させたワンストップサービス
4. 不要な装飾や印刷物を削減
展示会の目的が「商談」や「名刺獲得」である場合、ブース装飾に過剰な演出は不要なこともあります。
以下のような装飾・演出は、場合によっては省略可能です:
- 床面のカーペット施工(コンクリートむき出しでOKな場合も)
- 大型造作物(タワー、吊り看板など)
- 配布しない印刷物(無駄なカタログ・チラシ)
必要な情報はタブレットやモニターで表示し、紙の印刷物は最低限にとどめることで、印刷費・什器費・搬入コストの削減にもつながります。
5. 展示会場のエリア選定もコストに影響
施工費用には、会場の搬入制限や立地条件も影響します。
コストに影響する要素
- ビッグサイト・幕張メッセなどは搬入・搬出に制限が多い
- 会場によって電源・照明・装飾の規定が異なる
- 都心と地方では人件費・運搬費が大きく異なる
出展目的に応じて、必要以上に高コストな会場を避けることも、予算を守る重要な手段です。
まとめ:賢く設計・手配すればコストは抑えられる
展示会の施工費は、事前の工夫と戦略次第で大きく変わります。
- 什器は購入よりもレンタルで柔軟に
- 再利用できる設計で中長期のコストを削減
- 施工・デザイン・什器を一括対応の業者に依頼
- 不要な装飾や印刷物は見直す
「コストを抑えながら成果を出す」ことは可能です。展示会の施工計画を立てる際は、今回ご紹介した5つの視点をもとに、無理なく費用対効果の高いブースを実現してみてください。